ノベツマクナシ

低所得者層にいます

モーニング娘。'16/ムキダシで向き合ってのダンスメンについて

ムキダシで向き合っての間奏部分には生田衣梨奈石田亜佑美佐藤優樹ダンスメンとして選抜されている。

Perfumeの振り付けとしてよく用いられるヴォーギングが随所に見られ、同時に三人のダンスに対するアプローチが垣間見えるもので非常に面白かった。

まずヴォーキングとはVogue Danceと呼ばれるダンスを指し、高級ブランドを中心にライフスタイルから美容、芸術を扱うのアメリカ発のファッション雑誌Vogueのモデルが取るポーズからその名前が来ています。直線・対称・均衡・流麗と言った身体表現としてのポーズの美しさ、女性らしさを感じるしなやかな動きを特徴としています。

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生田衣梨奈
彼女の動きは自分の得意とする分野を理解しているなと思わせるもので、直線的な動きに自信が見られ、勢いと情熱を感じます。クールであることが第一というスタイル、最高です。あと動きにブレが無いのも良い。間奏明け、落ちサビ入り直後の「私諦めない」での動き(3:16~)、佐藤の派手な動きに目を奪われガチですが、1番かっこいいと思います。

石田亜佑美
鞘師と競ったダンスメンとしての意地はダイナミックに動くことよりも、正確に振りを起こすことに出ています。とにかく精緻、Perfumeでいうのっちタイプ。移動でのポジション取りや軸足の位置をズラさないなどと言った、基礎だけど1番難しい部分をキッチリと押さえている印象。一歩一歩の動きに無駄が無い、これは本当に凄いことだと思う。動きすぎる身体を押さえつけているような、バチバチに絞られたスプリングを思い出させるんですよね。

佐藤優樹
彼女のことを天才だとか天性だとかで生まれつき素質があるとする風潮がありますが、何となくその表現に「努力なしでの幸運」を感じ取ってしまうんですよね。私はただのラッキーだけで佐藤が認められたわけではないと断言したい。

同じ動きなのに違う表現をする・出来る、というのは素晴らしいことだと思うんですよね。冒頭のヴォーギングでも、腰の可動域を有効活用し、スカートを揺らすことで躍動感を出していたり、1:46の止めポーズで見られる腕の止める位置(地面と並行)であったり、その直後の「あなたはどんなこと言うかな?」で見せるリズムをはめ込んだ拳の突き上げと、パッと見でわかる美しさと、視覚で見る音としての楽曲を感じさせるというのが彼女の強みだと思います。

あと2:54からの動きがまさに三者三様。勢いと止めを重視する生田、ロボットのように寸分違わず動く石田、ひねりの動きを追加し手の位置を無駄のない動きに変換する佐藤。どれもキレ、正確性、独自性の3つが見事に分散していて素晴らしい。ジャンプ後にビタっと動かなくなる石田を見ましたか?!とんでもないことですよもう!!こういう部分が石田の凄いとこなんですわ!!!!!!!

あと野中が地味に良いんですよね。そうじゃないでもわかるんですけど、手首の柔らかさやグルーヴィーな動きがめちゃくちゃ上手い。