ノベツマクナシ

低所得者層にいます

アイドルが自分を守ることについて

鞘師里保、一万字インタビューを読むべくBLTを買った。

彼女は加入当時からモーニング娘。の新世代エースとして期待され、扱われてきた子であけすけに言えば多くが彼女を中心に進んでいたと表現できるほどの逸材だった。そんな子が突然卒業を発表した。

手にとって読んでもらいたいのでネタバレは少なめに書いていこうと思う。

鞘師里保はなぜ卒業の道を選んだのか?

インタビューを通して(言葉や表現は変わるが)繰り返し出てきたのは自分に自信がないという事実だった。湧き出る様々な話題や問に対し示してくる答えの多くが「自分」を中心に広がっていて、鞘師はその中心点である自分のことを「許せる部分もあるけど・・・」と基本的に否定していた。そして、その自分を建て直したい、変えたいと思うに至った。

鞘師はモーニング娘。’15というものを、新しく名前をいただいたものをちゃんと作っていかないといけないと考えていた。そしてモーニング娘。という看板は自分を守ってくれるが、そのままでいいのかと思うようにもなった。と語る。

自分を含め、今いるメンバーの力でモーニング娘。という存在に新風を吹き込もうとしたのだろうか。かつて自身が語った「鞘師というジャンルを掲げたい」という意思表示のように。この2つの思いはウロボロスの様に噛み合い、潜み続けることになる。

グループへのビジョン、それを実現できない自身へ対する気持ち。どちらも中途半端に誤魔化すのは嫌だという姿勢を持ってして彼女は、鞘師里保はまず自分のために生きる期間を確保し、勝ち取った。現時点では最良で贅沢な選択だと思う。誰もが同じ悩みを抱えてきただろうし、誰もが彼女ほど良い環境でソレに挑戦できるとは限らない。彼女の決断は現モーニング娘。’15メンバーひいては芸能界にまで波紋を呼んだが、自分をないがしろにすることなく優先するという道を選んだ事実はきっと良い影響も与えたと思う。

自分の気持ちをちゃんと自分の言葉で、沢山の人に伝えられたらいい

そのために彼女は誰も自分のことを知らない場所で「自分がやりたいことをやってみよう」という道筋をつけた。

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このインタビューを読んで、私はホッとした。心底良かったと思う。まだ寂しさは消えないけれど、それでも彼女を応援します。