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モーニング娘。'15 青春小僧が泣いている 渋江監督ver 考察

モーニング娘。'15の最新シングル「青春小僧が泣いている」のPVはCDの特典DVDに収録されていない特別バージョンがあります。テレビ番組THEビッグチャンスで国民投票から選ばれた映像監督である渋江修平さんが撮り下ろしたPVは今のところyoutubeでのみ公開中、しかしながらメンバーを均等に扱い、それぞれの特性や性格を反映した仕上げに多くのファンから高い評価を受けています。

なんとなく見ていくうちに、どことなく流れる毒気のような暗さが面白くなってきたので自分なりに解釈して行きます。


モーニング娘。'15『青春小僧が泣いている』(Morning Musume。'15[An Adolescent ...

冒頭、12期メンバーが降り立つホームに掲げられている駅名はモーニングではなくイブニング、even・境目 太陽と月が同時に出る時間 生まれ変わり。

12期を覗き見る先輩、障子に目あり。いつでも見ているぞ感が良い。
ホームの向かい側からエールを送る9・10・11期メンバー(GIVE ME MORE LOVE衣装)。電車の車両内で戯れる9・10・11期。まだ入ってきた12期メンバーが眼中に無い。途中乗車してきたメンバーに座席を開ける生田。イスを開ける行為はシャバダバドゥ~から?仲間だからイスを開けるということか?

着席した瞬間そとに放り出される12期メンバー。曇っていたり、火花がちっていたりと不穏な様子。おそらくそれは娘メンバーのみが見る風景、尾形は何を見つけたのか行く先とは逆の方向へ走りだし、全員車両から飛び降りる。最初からやり直し。12期は最初に見た時と同じホームにたつ。まったく同じエールを送る先輩たち。石田に直接後ろから声を掛けられた野中は自ら動き出す。歌詞にある「何度何回もやり直せる。踏ん張るだけ。」を強調してますね。

ふざけていた先輩はどこへやら、打って変わって別の顔を見せる。こちらを見る9期・10期に笑顔は無い。各々自分らしさという武器を見せ、この一員に入ることへの覚悟を問うかのよう。一番の鞘師(色は匂えど~の所)もそうだけど、小田さくらが車両内の揺れに弾かれるフリをダンスシーンに繋げたりと、設定上産み出た動きを振り付けに繋げるのは凄い。その場その場でやったんだとしたらかなり想像力豊かだなぁ。そしてこのアピールタイム、小田さくら飯窪春菜だけが視線をこちらへ向けない所に本人の性格を何かしら反映してる感じがして良い。両者ともに水底が見えない感じ。

全員が外の世界を目の当たりにする、風当たりが強い。それぞれ徐々に手を取り立ち上がり、生田が行く先に何かを見つける。その風にぶつかっていき、誰からも見えない世界で踊る娘。ちなみにこの直後、恋愛ベタって顔に書いてあると歌う小田・佐藤のコンビが最高。憑依させるかのように表情を装飾する小田と、いつもの佐藤らしい天真爛漫さで踊る佐藤。両者ともにベクトルは違えど輝いてます。

同じショットで花畑から桜の花びら舞う土地へ。
花吹雪の中走るメンバー、前へ飛び込んでいく12期。
加入おめでとう!!終わり!

まとめ

何から何まで12期含む新生モーニング娘誕生おめでとう。これから頑張れというエールを感じる。映像作品として表現するときに、歌詞にあるモノや行動をそのまんま同じように描き出すのは私にとって安直だと思うのですが、このPVは歌いたいことは何か、見せたいものは何か、この作品に必要なものは何かを配分よく練られていて気持ちがいい。動きを振付に合わせたり、誰一人埋もれること無く平等に扱おうとしてるところに娘。への愛が見えます。あといい意味でオタクっぽい。オシャレ化が必須だとされている中、他のアイドルとは違う、90年代バリバリの意味深なモチーフを多様するオタクっぽさ。ホームの向こう側とか、暗い色調を背景に花畑で踊る所とか、走る電車から飛び降りるとか、なんとなく死を連想させるのが多いんですよね。

メンバーで特に目に入ったのは12期の野中ちゃんと10期の飯窪春菜です。ダンスverをご覧になられたらわかると思うのですが、野中ちゃんめちゃくちゃ良い動きするんですよ。止めるとこ止めてるし、ポーズがサマになってて素敵。いろは唄のパートで後ろを向く部分でも腰をくっと入れた立ち姿に惚れました。この子は相当伸びる!黒はるなんこと飯窪春菜、こんなダンス上手でしたっけ?長い手足とほっそりした首が綺麗だし印象に残る。やっぱりオシャレ担当は凄い。まーちゃんの成長はダンスverの2:17からの数秒で伝わると思います。キビキビ動くまーちゃんは最高。