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ノベツマクナシ

低所得者層にいます

もう聴かなくなってしまった曲・音楽の聴き方

アイドル 日記

ある時私は尊敬する一人の男に質問した。

「まいっているときや落ち込んでいるときに聴いている曲はありますか?」

答えはこうだった。

「まいってるとき」に、聞く曲って心の方が開いてないから響かなくて、結果好きな曲でも嫌いになっちゃうと思うので僕はあまりそういう曲の用意がありませ ん。これね、たぶん音楽に限らず、誰かや誰かが作ったもの (映画でも酒でも芸術でも)にいやしを求めていくのはロクな結果うまないよね

私は何のために音楽を聴いているのだろうと思い、やがてどうして聴かなくなった音楽があるのだろうと思いに至った。それは単に自分の中で聞き飽きたからでなく、イントロが流れた途端指が自然に「次へ」のボタンへ伸びる一定数の音楽があるのだ。当時はあんなに楽しく聞いていたのに。

ネットでみた文章の一つに「暇つぶしの仕方にその人の教養やレベルが見える」というものがある。つまり私は、無尽蔵に増え続けるヒマを虚無感に置き換えて音楽を聴いていただけなのだ。そして音楽をゆっくりと虚しさで摩耗させ、何もしない自分の情けなさなどの嫌なことを思い出させる装置にしていたのだ。

今もBGMとして音楽をかけている。だがこれまでの聴き方とは少し違う。これからはアクションを起こすために音楽を聴くのだ。ブログを書いたり、本を読んだり、勉強のトリガーにしたり、疲れた自分を慰めたり。これからの音楽の扱い方を忘れないためにコレを書いている。