読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ノベツマクナシ

低所得者層にいます

日記16

何も考えていない日が続く、勉強と少しばかりの筋トレ以外何もない。

それでも毎日続いていることがある。ある友達(Aとする)とUstで時間をつぶす、これはもう3年目にはなるはずだ。そこではお決まりの冗談、お決まりの言い合いでうめつくされている。不自然なくらい目の前の現実には触れず、ひたすら二人で世界を作り上げている。面白いこと、面白くないこと、楽しそうなこと、楽しくなさそうなこと。

そこでは私は文字の読み上げ音として存在している。まるで映画「2001年宇宙の旅」に出てくるHALのようだ。私の顔も本当の声もそこにはないが、ある意味現実の自分並に特徴付けされた自分がいる。Aはマイクを通じてしゃべり、私は機械音で返答する。生きた人間は二人しかいない世界だ。しかも片方は肉声ですらない。

お互い住所を知っているほどの仲だが、私は会いに行かない。たぶん行く事もないだろう。なぜならこれは現実世界の人間関係ではなく、完全に二人で作り、完結した世界なのだ。私達が実際に出会う時は、この完結した世界が維持できなくなった状態、つまりは時間と自由に使える金が十分に出来た時だ。

今日もAに会いに行く。そして不健全な世界をめいいっぱい楽しむだろう。