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ノベツマクナシ

低所得者層にいます

現状について:かつての友人たちと彼らの記憶の中にある「私」

アドバイスや忠告は従うより与えるほうがラクだ。それに賢くなった気にもなれる。実際賢いのは人の言葉を従い実行する方だ。少なくともその人は進歩しているわけだから。

さて、実際にいつもより早い時間に寝たものの3時間ほどで目が覚めてしまった。今は村上春樹の「アイロンのある風景」が読みたい。あれは良い作品だった。短編小説は良くて当たり前だが、あからさまに余韻を残そうとするモノもある。アイロンのある風景はその余韻の具合が私にとって丁度良いのだ。押し付けがましくなく、かつすぐに思い描けるものだ。そうはいっても、自分の中で良い作品がいつまでも良い作品にとどまっているとは限らない。過ごした時間、経験、考えの変化でいくらでも評価は変わるのだ。最初に読み終わった時の熱が徐々に増していくものや冷めてしまうものもある。

 

人間の評価も同じなんだろうか。それなら思い出だけを残して繋がりをほとんど絶った私は良い選択をしたことになる。向こうが覚えているかはわからないが、彼らにとってあの頃の私から新しく記憶を更新できないのは悪いことじゃない。それは私においてもだ。なぜならそんな人はもう居ないからだ。本が出版されたものの出版元に回収されたようなものだ。事実はあっても中身はない。原本だけがどこかにある。しかし表に出てこない。

 新しく人付き合いをしていく上で私は私にどうアドバイスをすればよいのだろう。これからもカミングアウトせずに、かつ嘘をつかずに人付き合いをしていきなさい?女性に気を持たせないように気をつけていろんな人と交際していきなさい?

あぁ、どうして私がこんな下らないことで悩まないといけないのだ。ただ静かに生きていたいだけなのにどうして嘘を付かないといけないのだ。普通じゃないことを表明するだけでどうして気を使わせて申し訳ないと思わないといけないのだ。

それは私が少数派だからだ。社会は多数派によって作られ運営されているからだ。不満なら少数派のみが存在するコミュニティなり社会で生きて行くしかない。

「そもそも不平不満を言う前にすべき事をするべきだ」が今の所一番心が痛くなるアドバイスなので、きっとこれが正しいんだろう。