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ノベツマクナシ

低所得者層にいます

日記05

とても相応しいとはいえないが、ハーフパンツにブロックチェックのパーカーを着て山を登った。登山といっても私の家は山の中腹にあるので散歩のついでにいくようなものである。今日は暖かかったが山の中はとても冷えていて、吸い込む空気が喉をしめつけるほどだった。あまり太くはない木が密集しているせいで目にする動物は蜘蛛や小さな虫くらいだ。

しかしそんなつまらない道なりにも良い所はある。静かすぎず、かつ人の気配を感じられない程度に落ち着いている所だ。耳に入るのは土を踏む足音とすこし乱れた自分の息くらいだ。それでも山頂に届くあたりになるとやはり人とすれ違う。今日は3人だった。その都度挨拶がうまくでてこずどこぞの店員のような間抜けな声がでて恥ずかしかった。

山頂の展望台からは見える風景はそこまで美しくない。霧の出ている日が一番なのだ。晴れているとあまりにはっきりと見えるものだから建造物が無粋でみっともないものにしか見えなくなる。自然にいるときは自然だけを見ればいいのだ。展望台近くではバナナを食べるおばさん、はしゃぐ中年男性三人組、ピッケルを2本持ってデジカメで風景を撮る男の人がそれぞれうまく空気を読み合って過ごしていた。

私はただ海と山をみた。何も考えずに15分ほどそこに居てそのままきた道を辿って帰った。その際、途中まで他の登山道へ通じる道を通らないといけないので、皆が皆タイミングをはかっていたのが面白かった。同行者以外の誰かの後ろ姿がずっと見える登山なんて楽しくない。山へ登る理由はそこにある。何かを開放したいのだ。

 

家に帰り洗濯物を取り込み、クイックルワイパーで簡単に掃除した。1時間ほど寝たあと英語の勉強をした。この日記を書く理由は自分が英語の勉強を続けている事を確認するためにある。それでも足りないが、それを考えるのは明日にしよう。