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ノベツマクナシ

低所得者層にいます

騎士団長殺し 2部を読み終わったのでなんか書く

騎士団長殺しを読了

ネタバレになるかもしれないから読んでる人はブラウザバックしてください。

例によってここに何かかく。

アイフォンにメモしたっきり放置してた文章をココにかきます。

・ユーモアを理解できることに幸福を見出すオタクは、一周回る・あえてのという言い訳さえ与えれば見下していたコンテンツでも大喜びで飛びつく(そうそれが私)
・完全に想像で書いた合唱部の話「みんなアルト」
ハロプロの曲中で外国人が英語かなにかを話してる曲で言ってるセリフ書き起こし
・バイオレンスすぎて引いた夢(木槌で相手をぶん殴るとか)

なんだこれ。

 

 

 

 

 

 

 

マッドマックスの映画を「行って帰ってくる話」と言ったのは誰だったか忘れてしまったけれど、村上春樹の作品もそういう話が多い。

世界に散らばる神話に共通する「キャラクターが何らかの意志を持ち行動し、この世の向こう側へ行き、なんとかして帰ってくるという話」だ。逆に言うと、個人としての人間性が削ぎ落とされた話は大体そういう話になるのだろう。帯の裏表紙側に書かれた「旋回する村上春樹の小説世界」という文が示すように、今作もまぁ村上春樹の長編としては同じような話だった。

それでも気になる部分はある。村上春樹の登場人物(特に主人公は)どうして不倫するのだろう。きっとそこに「誰かの信用を損ねる不安」や「裏切り」の感覚は無い。主人公の妻が不倫をして怒りを覚えることがあっても、間を開けてから自分が怒りを覚えていたことを再認識した_くらい不倫という枠組み?概念に感情が込められていない。誰もが復讐心で不倫をしない。ただイケメンに弱いからとか、ねじまき鳥クロニクルでは理由さえ明かされなかった。ただそういうチャンスがあったので、求められたのでセックスしましたみたいな感覚で不倫をする。私が引っかかるのは性描写と性行為でしか描けない何かがあるということ。強い快楽はパーソナリティとは無関係なものだから?いつでも身に晒すことができる圧倒的な力だから?わからん。

セックスに愛が無いことがおかしいと思うけど、愛が無いからセックスをしてはいけないというのも同じくらいおかしいと、村上春樹は思っているんだろうか?ただ「ペース的にそろそろセックスさせとくか」みたいな感じだったら面白い。

恋愛感覚について描いた作品は国境の南、太陽の西ノルウェイの森だったか、それを読んでみようと思う。国境の南~~は一度読んだきりだからちょっと気になる。

免色さんは絶対に悪役だと思ったのに、悪を内包して自覚しながら自制している人間というオチに、悪を内包して自覚しながらなんとか自制してるダメ人間の私は最悪じゃねえかと思いました。

騎士団長殺し 1部読んだのでダラダラ(あとモーニング娘。’17ジェラシージェラシーのフクちゃんについて)

久しぶりの長編小説で、二部編成という構成に発売前からワクワクしていたので発売日は有給を取り、また普段使わない最寄りの本屋で買うという準備万端っぷりでしたが、読み始めたのは日曜日からでした(ダラダラしてました)。

マクドナルドでシェイクをすすりながら1部を読み終えたので思ったことを書きます。

以下本編に触れるので読むつもりの人はブラウザを閉じて買いに行ってください。

 

一応何か書いとこう。

モーニング娘。’17新曲「ジェラシージェラシー」のPVが公開されましたね。
ご覧になられましたか?譜久村ちゃんの本領発揮と言いますか、やっとブチかましてきたな!とワタシ大喜びです。彼女は長らく優等生的、バイプレーヤーな存在でしたが、リーダーという役職にも慣れてきた今そろそろ本気みせましょうかね!みたいな余裕と実力を遺憾なく見せてくれました。はぁ~~かっこいい~~!!ラップ中コケて笑ってる姿もかわいい~~!!!やばい~~~!!!
なんというかですね、フクちゃんの自分の限界を把握した歌い方(つねにセーブしてるとも言える)が好きなんですが、このオチサビのパートでは珍しく感情やボリュームを制御せず歌ってるんですよ。はぁ~~~尊い…。ありがたい…。ありがとうフクちゃん……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは騎士団長殺し第一部感想です。

思った以上にセックスしていて少しげんなり。1章に付き一回はしてるんじゃないか?この章はセックスしないで終わるな!と思ったらその次の章で2回射精したとか出て来るから「ダブ射(2回射精すること)は勘弁しちくり~~!!!!」といささか憤りました。途中からセックスシーンだとわかると騎士団長が観察するみたいに読み流すようになりました。別に嫌いではないんだけど、それが物語の中核だとも思えないし適当にもなるよね。

あと設定がおそらく2000年代?でインターネットはもちろんSNSの存在を確認した時「うわマジかよ」、セリフに”ママ友”が出てきた時「マジかよ!!!!」と脳内で叫びました。久しぶりというか、村上春樹にしては珍しく現代を舞台にしていること自体にまず驚き。ただやはり主人公はそれを享受しない。村上春樹にとって物語を進める上で文明の利器はまるで意味を持たないんでしょう。それにしてもママ友は驚いたなぁ。

個人的に興味深いなと思ったのが今回の主人公は逃げるところ。
”妻がいる場所には居られない”と判断し、土地から土地へ逃げ回り、友人の(父の持ち物である)空き家に身を寄せます。彼は言うなれば村上春樹の作品によくある”突然失踪した人”的なポジションにいます。スプートニクの恋人で言うスミレやねじまき鳥クロニクルでいう妻のように誰かの人生からフッと消えてしまう人。今回の長編はその人が主人公なんでしょうか?象徴的なのは完璧超人の免色による「あなたは(穴の中の)私を置き去りにしようと思わなかったのか?」という問いかけで、主人公はそれに対し「1%も思わなかった」と返すところ。回想を挟んだり、依頼や友人との会話を通してこの主人公がどういう人間なのかを明かしてはいくものの、どこか人間味が無いんですよね。今のところは、で終わるのか、そうじゃないのか2部で確かめようと思います。

二部を読み終わったらまた何か書こうかな。

日記124 ちゃんと日記を書くぞという日記

久しぶりに日記を書く。
いやー、一ヶ月も書かないとはね!まぁ忙しかったんですよ。
お遍路巡ったり北海道でカニ食べたり映画のエキストラとして撮影に参加したり。
全部ウソです。

本を読んでます。

「大統領たちの通信簿」という本を読んでいる。
アメリカ合衆国歴代大統領を面白おかしく紹介する本で、語り口がアメリカらしい軽快なユーモアあふれるもので大変読みやすい。火かき棒で部下をぶん殴りまくったとか、誰ソレの妻に手を出したとか結構ろくでもないエピソードが出て来る。この本はいい暇つぶしになります。おすすめ。

「プリズンブッククラブ」という本を読んだ。
カナダの刑務所で読書会をやることになった女性の話。残念だがあまり自分の好みに合わなかった。章ごとに1~2冊のペースで進むが私には多すぎた。刑務所の実情や服役者のアレコレは面白かった。読書会という文化自体が私にとってハードルであることにも気付いた。一人で読むことは読者の面白さの半分であり、本について人と語り合うことは面白さのもう半分という考え方は納得だけど、会話も議論もド下手糞なので苦手意識が取れない。

メアリー・スーを殺して」という本を読んだ。
乙一と彼の別名義による短編集。山白朝子の一遍「トランシーバー」が良かった。傷ついた者が同じく傷ついた者に手を差し伸べる人としての強さに涙が出る。表題のメアリー・スーを殺してという作品は構成自体がもう面白かった。というかソレが目的なんだろうけども。

書いてみない?と誘われたこと
知り合いが「こんど文芸誌出すからなんか書いてよ、書かなくてもいいけど」と絶妙な距離感を保ちながらも誘ってくれたので一念発起してみたものの、まー書けない。まず何を書きたいかも決められない。作家ってすげーと今更感じ入る。私が気構え過ぎなんだろう。忙しさのピークは過ぎたので何か書きます。

活力があまり無い
最近の楽しみは村上春樹の新刊とハロプロ、澤部渡の新曲が来ないかなーという期待くらいで、基本的に元気モリモリとは程遠いテンションで生き延びている。死なないでいるスイッチがオフになりそうな感覚に入り込んでしまう。大抵食事と睡眠でその存在を忘れてしまうのだけど。間隔が頻繁になってきた辺り結構まずい。おそらく直近の目標が無いのが原因。そうは言うものの村上春樹の新刊が来るまでじっとしていようと思う。
あとセントジョーンズワートサプリメント買おう。

そう、最近の私は時間を消費しているだけで時間を使ってはないのだ。もっとこう_英語で言うモティベーティブで居たい。ので、手始めに日記を書いた次第であります。

 

日記123/今年の私はそこそこの私 2016年振り返り記事

今年はどんな年だったか

大掃除も終わり、こざっぱりとした部屋でなんとなく時間を潰しています。読みかけの本を読むとか、やってみたいことに手を出そうかとこまねいてみたり、平和だなぁー。

なので今年を振り返ります。上半期は非常によく頑張りました。仕事を通して自分の欠点を把握したり、TOEICのスコアを目標まで伸ばすことができました。素晴らしい。
スカートのライブやイベントに行ったのも思い出になりましたね。先日iPhoneに残していた2ショット写真を現像してきました。写真の現像はとても大事。(めったに撮らなくなったからね…)下半期はあまりよろしくなかった。ダラダラと時間を潰していることが多く、友達とチャットばかりしていた気がする。それでも大いに楽しんだからOK。

記事も毎月一回は更新している。はてなブログは長く続けると「去年の/一昨年の記事こんなの書いてたよ」というメールを寄越してくるようになる。何気にこれが楽しみで続けているところもある。相変わらず私は下書きばかり溜めて更新しないことが多い。下書きの記事としてちょっと出してみようかな。

今年のお気に入りはスプートニクの恋人の考察の記事

nobetsu-makunashi.hatenablog.com

自分の好きなものを興味のある部分を自分なりに噛み砕いていけた瞬間がたまらないからブログ記事を書き続けてるんだなぁと思う。

あとは普通の日記としては9月更新のこれ

nobetsu-makunashi.hatenablog.com

これもツラツラ書いた割にいつもの日記で出がちな見栄も自虐もなく、その日見たことだけが残っている文章で個人的に好きな記事です。来年も同じようにスローペースながらも更新し続けますかね。

来年2月は村上春樹の新刊もでるし、なかなか楽しみがつまってます。

それでは良いお年を。
ノベツマクナシ'16

Perfume/未来のミュージアムはもしかしてバッドエンドだったのでは問題

これは一体何だったんだろう、未来のミュージアムのPVを初めて見たときからボンヤリと違和感が残っていました。

ので考えてみます。


[MV] Perfume「未来のミュージアム」

SoLの世界観を継ぎつつ、別世界へ拡張された今作品は、アニメでの二次元/きぐるみ衣装で見られる2.5次元/実写として描かれる3次元が混在している所が興味深い。

冒頭ボロボロのおっさんとなったPTAくんは「どうしてこうなった」と逆ギレを起こし、自らが作ったPerfumeを過去へ送り、過去改変をさせることで未来を変えようと決意し、実行。サビが始まると同時に実写の三人が登場。かっこいい!

Perfumeは過去へ行くことのできるヒト型ロボットとして描かれている。過去へ来た彼女たちは自らをパフュームと名乗り、子供時代のPTAくんに「大切なモノをもっていない」「探しに行きましょう」と告げる。

くるりとその場で回転し探偵服に着替える三人。あ~ちゃんの指パッチンで床に階段が出現、異世界へ進む一行。階段を降りていく際、手招きするあ~ちゃんに対し拒否反応を示すPTAくん、この部分は妙に浮きだっている。
(後にわかるが)自分の心との対面や進むことを恐れる一面を強調しているのだろうか。

PTAくんの大切なモノを探す4人、PTAくんはかしゆかに「あった?」と訪ね、かしゆかは無いと返答。この時点で大切なモノとはPerfumeが答えとして提示するものではないと断定。大きさの異なるロボットと宇宙をモチーフにしたモービルが吊るされる部屋、鍵を掛けた宝箱に入っていたものは舌を出した口だった。ソレを見て逃げ出すPTAくん。あ~ちゃんは何一つ驚きもせずPerfumeを置いて逃げたPTAくんを叱りつける。

のっち・かしゆかの尋ねる部屋はシンプルに同じものが不規則に配置されているだけなのに対し、この部屋だけモチーフが多種多様なんですよね。本/ロボット/宇宙/飛行船と子供らしい夢を思わせる部屋。意味深ですね。自分を脅かすものを箱に入れ鍵を掛けておくだなんてモロに封じたトラウマとの対面じゃないですか。

壁に貼り付いた目たちに視線を向けられる部屋では最後尾でついていくPTAくん。カメラを手に抱え自分の目で見ていないことを示唆。落とし穴に落ちる。

様々な世界観を経て落ちた場所は土と壁に覆われた場所。行先も帰り道もわからない。そこに待ち受けるは4体の敵。襲いかかっているように見えるがこれはPTAくんの視点であることが重要。それにミイラそのものが過去を思い出させるわけで、それを迎撃する力もまたPerfumeとして発表してきた過去の作品(レーザービーム・SaMT超能力等)であることを鑑みると、この三体のミイラはPTAくんに行動を起こさせるため、Perfumeの三人が作り出したモノなんじゃないかと思うわけです。つまりこの冒険は初めから仕組まれていた。うっすらわかっていたハナシですが、こうやって見ると異様です。

PTAくんは自らを救うがために自分で作ったロボットを過去へ派遣し、課題をクリアさせることで自分を強くさせようとしている。

ボスである騎士が登場、ミイラより現代的で強固な敵のイメージか?騎士が剣を振り上げる際、PTAくんはすでにその場から逃げ出している。Perfumeを見放したと同時に石にされる三人。剣を振り下ろす騎士を見ておびえるPTAくんを励ます際に言うあ~ちゃんのセリフが「助けて」でも「アイツを倒して」でもない
「私達を助けられる。さぁ、勇気を出して」という言葉の他人行儀さはロボットらしくてステキだなぁ思っていたんですが、そもそも自分に取り立ち向かうことを目的とした冒険であることを考えると、まぁ悠長な態度も取れるわなとなるわけで。

剣を使い敵を攻撃する描写はなく、武器を掲げただけで倒れる敵。既にボロボロに折れ曲がっているが、もう一度剣を掲げると(剣はなぜか元通りになっている)石になったPerfumeは元通りに。お礼を言われあっさりと帰ると告げられるPTAくんは最後の記念にPerfumeの写真を取る。ポーズはジャケット写真と同じもの。

個人的にここがターニングポイントなんじゃないかと思う。この時点でPTAくんの目的が「トラウマを乗り越え自信を持って生きること」より「またPerfumeに会うこと」に置き換わってしまったのではないか?彼が最後に映るのは写真を撮る姿であって、日常に戻る姿ではないところが興味深い。自分で自分を救ったがゆえにPTAくんはPerfume以外の他者が必要なくなってしまった?

大人になったPTAくん。髪の毛は黒く髭もきちんと整えられている。
冒頭部分と比べ、机の上におかれた機械類の少なさや(莫大な賞金を貰える)ノーベル賞らしきメダルから見るに、これは成功した未来ではあるが、まだPerfumeが存在していない状態であることがわかる。

つまりこの未来は「僕の人生はこんなはずじゃなかった」と嘆く前の段階であって世界の改変に成功し、望む未来を生きているPTAくんの描写とは思えないんですよね。
なんせPerfumeを作るうえで必要だったであろう機械類は似通っているわけで、これからPerfumeを作り上げていくことは確定なんじゃないかと。髪の色も若々しいし。


PVが終わると同時にページが巻き戻っていくのもの繰り返しを意味してそうで、なんだかブラックユーモアを得意とする藤子不二雄Aの雰囲気を感じとってしまう。もともとドラえもんは過去改変だけは絶対にダメと念押しするスタイルですしね。初めから違和感が要所要所に挟み込まれてるんですよね。

まず冒頭の継ぎ接ぎだらけの服やひび割れた部屋で作業をしている姿から、失敗や貧乏生活のイメージがつくんですが、しっかりと直前に高層建築物の戸建てであることが描写されてるんですよ。本当に一体何なんだこのPVは。