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ノベツマクナシ

低所得者層にいます

日記124 ちゃんと日記を書くぞという日記

久しぶりに日記を書く。
いやー、一ヶ月も書かないとはね!まぁ忙しかったんですよ。
お遍路巡ったり北海道でカニ食べたり映画のエキストラとして撮影に参加したり。
全部ウソです。

本を読んでます。

「大統領たちの通信簿」という本を読んでいる。
アメリカ合衆国歴代大統領を面白おかしく紹介する本で、語り口がアメリカらしい軽快なユーモアあふれるもので大変読みやすい。火かき棒で部下をぶん殴りまくったとか、誰ソレの妻に手を出したとか結構ろくでもないエピソードが出て来る。この本はいい暇つぶしになります。おすすめ。

「プリズンブッククラブ」という本を読んだ。
カナダの刑務所で読書会をやることになった女性の話。残念だがあまり自分の好みに合わなかった。章ごとに1~2冊のペースで進むが私には多すぎた。刑務所の実情や服役者のアレコレは面白かった。読書会という文化自体が私にとってハードルであることにも気付いた。一人で読むことは読者の面白さの半分であり、本について人と語り合うことは面白さのもう半分という考え方は納得だけど、会話も議論もド下手糞なので苦手意識が取れない。

メアリー・スーを殺して」という本を読んだ。
乙一と彼の別名義による短編集。山白朝子の一遍「トランシーバー」が良かった。傷ついた者が同じく傷ついた者に手を差し伸べる人としての強さに涙が出る。表題のメアリー・スーを殺してという作品は構成自体がもう面白かった。というかソレが目的なんだろうけども。

書いてみない?と誘われたこと
知り合いが「こんど文芸誌出すからなんか書いてよ、書かなくてもいいけど」と絶妙な距離感を保ちながらも誘ってくれたので一念発起してみたものの、まー書けない。まず何を書きたいかも決められない。作家ってすげーと今更感じ入る。私が気構え過ぎなんだろう。忙しさのピークは過ぎたので何か書きます。

活力があまり無い
最近の楽しみは村上春樹の新刊とハロプロ、澤部渡の新曲が来ないかなーという期待くらいで、基本的に元気モリモリとは程遠いテンションで生き延びている。死なないでいるスイッチがオフになりそうな感覚に入り込んでしまう。大抵食事と睡眠でその存在を忘れてしまうのだけど。間隔が頻繁になってきた辺り結構まずい。おそらく直近の目標が無いのが原因。そうは言うものの村上春樹の新刊が来るまでじっとしていようと思う。
あとセントジョーンズワートサプリメント買おう。

そう、最近の私は時間を消費しているだけで時間を使ってはないのだ。もっとこう_英語で言うモティベーティブで居たい。ので、手始めに日記を書いた次第であります。

 

日記123/今年の私はそこそこの私 2016年振り返り記事

今年はどんな年だったか

大掃除も終わり、こざっぱりとした部屋でなんとなく時間を潰しています。読みかけの本を読むとか、やってみたいことに手を出そうかとこまねいてみたり、平和だなぁー。

なので今年を振り返ります。上半期は非常によく頑張りました。仕事を通して自分の欠点を把握したり、TOEICのスコアを目標まで伸ばすことができました。素晴らしい。
スカートのライブやイベントに行ったのも思い出になりましたね。先日iPhoneに残していた2ショット写真を現像してきました。写真の現像はとても大事。(めったに撮らなくなったからね…)下半期はあまりよろしくなかった。ダラダラと時間を潰していることが多く、友達とチャットばかりしていた気がする。それでも大いに楽しんだからOK。

記事も毎月一回は更新している。はてなブログは長く続けると「去年の/一昨年の記事こんなの書いてたよ」というメールを寄越してくるようになる。何気にこれが楽しみで続けているところもある。相変わらず私は下書きばかり溜めて更新しないことが多い。下書きの記事としてちょっと出してみようかな。

今年のお気に入りはスプートニクの恋人の考察の記事

nobetsu-makunashi.hatenablog.com

自分の好きなものを興味のある部分を自分なりに噛み砕いていけた瞬間がたまらないからブログ記事を書き続けてるんだなぁと思う。

あとは普通の日記としては9月更新のこれ

nobetsu-makunashi.hatenablog.com

これもツラツラ書いた割にいつもの日記で出がちな見栄も自虐もなく、その日見たことだけが残っている文章で個人的に好きな記事です。来年も同じようにスローペースながらも更新し続けますかね。

来年2月は村上春樹の新刊もでるし、なかなか楽しみがつまってます。

それでは良いお年を。
ノベツマクナシ'16

Perfume/未来のミュージアムはもしかしてバッドエンドだったのでは問題

これは一体何だったんだろう、未来のミュージアムのPVを初めて見たときからボンヤリと違和感が残っていました。

ので考えてみます。


[MV] Perfume「未来のミュージアム」

SoLの世界観を継ぎつつ、別世界へ拡張された今作品は、アニメでの二次元/きぐるみ衣装で見られる2.5次元/実写として描かれる3次元が混在している所が興味深い。

冒頭ボロボロのおっさんとなったPTAくんは「どうしてこうなった」と逆ギレを起こし、自らが作ったPerfumeを過去へ送り、過去改変をさせることで未来を変えようと決意し、実行。サビが始まると同時に実写の三人が登場。かっこいい!

Perfumeは過去へ行くことのできるヒト型ロボットとして描かれている。過去へ来た彼女たちは自らをパフュームと名乗り、子供時代のPTAくんに「大切なモノをもっていない」「探しに行きましょう」と告げる。

くるりとその場で回転し探偵服に着替える三人。あ~ちゃんの指パッチンで床に階段が出現、異世界へ進む一行。階段を降りていく際、手招きするあ~ちゃんに対し拒否反応を示すPTAくん、この部分は妙に浮きだっている。
(後にわかるが)自分の心との対面や進むことを恐れる一面を強調しているのだろうか。

PTAくんの大切なモノを探す4人、PTAくんはかしゆかに「あった?」と訪ね、かしゆかは無いと返答。この時点で大切なモノとはPerfumeが答えとして提示するものではないと断定。大きさの異なるロボットと宇宙をモチーフにしたモービルが吊るされる部屋、鍵を掛けた宝箱に入っていたものは舌を出した口だった。ソレを見て逃げ出すPTAくん。あ~ちゃんは何一つ驚きもせずPerfumeを置いて逃げたPTAくんを叱りつける。

のっち・かしゆかの尋ねる部屋はシンプルに同じものが不規則に配置されているだけなのに対し、この部屋だけモチーフが多種多様なんですよね。本/ロボット/宇宙/飛行船と子供らしい夢を思わせる部屋。意味深ですね。自分を脅かすものを箱に入れ鍵を掛けておくだなんてモロに封じたトラウマとの対面じゃないですか。

壁に貼り付いた目たちに視線を向けられる部屋では最後尾でついていくPTAくん。カメラを手に抱え自分の目で見ていないことを示唆。落とし穴に落ちる。

様々な世界観を経て落ちた場所は土と壁に覆われた場所。行先も帰り道もわからない。そこに待ち受けるは4体の敵。襲いかかっているように見えるがこれはPTAくんの視点であることが重要。それにミイラそのものが過去を思い出させるわけで、それを迎撃する力もまたPerfumeとして発表してきた過去の作品(レーザービーム・SaMT超能力等)であることを鑑みると、この三体のミイラはPTAくんに行動を起こさせるため、Perfumeの三人が作り出したモノなんじゃないかと思うわけです。つまりこの冒険は初めから仕組まれていた。うっすらわかっていたハナシですが、こうやって見ると異様です。

PTAくんは自らを救うがために自分で作ったロボットを過去へ派遣し、課題をクリアさせることで自分を強くさせようとしている。

ボスである騎士が登場、ミイラより現代的で強固な敵のイメージか?騎士が剣を振り上げる際、PTAくんはすでにその場から逃げ出している。Perfumeを見放したと同時に石にされる三人。剣を振り下ろす騎士を見ておびえるPTAくんを励ます際に言うあ~ちゃんのセリフが「助けて」でも「アイツを倒して」でもない
「私達を助けられる。さぁ、勇気を出して」という言葉の他人行儀さはロボットらしくてステキだなぁ思っていたんですが、そもそも自分に取り立ち向かうことを目的とした冒険であることを考えると、まぁ悠長な態度も取れるわなとなるわけで。

剣を使い敵を攻撃する描写はなく、武器を掲げただけで倒れる敵。既にボロボロに折れ曲がっているが、もう一度剣を掲げると(剣はなぜか元通りになっている)石になったPerfumeは元通りに。お礼を言われあっさりと帰ると告げられるPTAくんは最後の記念にPerfumeの写真を取る。ポーズはジャケット写真と同じもの。

個人的にここがターニングポイントなんじゃないかと思う。この時点でPTAくんの目的が「トラウマを乗り越え自信を持って生きること」より「またPerfumeに会うこと」に置き換わってしまったのではないか?彼が最後に映るのは写真を撮る姿であって、日常に戻る姿ではないところが興味深い。自分で自分を救ったがゆえにPTAくんはPerfume以外の他者が必要なくなってしまった?

大人になったPTAくん。髪の毛は黒く髭もきちんと整えられている。
冒頭部分と比べ、机の上におかれた機械類の少なさや(莫大な賞金を貰える)ノーベル賞らしきメダルから見るに、これは成功した未来ではあるが、まだPerfumeが存在していない状態であることがわかる。

つまりこの未来は「僕の人生はこんなはずじゃなかった」と嘆く前の段階であって世界の改変に成功し、望む未来を生きているPTAくんの描写とは思えないんですよね。
なんせPerfumeを作るうえで必要だったであろう機械類は似通っているわけで、これからPerfumeを作り上げていくことは確定なんじゃないかと。髪の色も若々しいし。


PVが終わると同時にページが巻き戻っていくのもの繰り返しを意味してそうで、なんだかブラックユーモアを得意とする藤子不二雄Aの雰囲気を感じとってしまう。もともとドラえもんは過去改変だけは絶対にダメと念押しするスタイルですしね。初めから違和感が要所要所に挟み込まれてるんですよね。

まず冒頭の継ぎ接ぎだらけの服やひび割れた部屋で作業をしている姿から、失敗や貧乏生活のイメージがつくんですが、しっかりと直前に高層建築物の戸建てであることが描写されてるんですよ。本当に一体何なんだこのPVは。

 

日記122 書くのが難しい

書くのが難しい。

書いては消しを繰り返すのにも限度があると思い、書ききるつもりで作成する。

ある人が死んだ。
私はその人が自ら命を絶ってから初めてその人の存在を知ることになる。
彼は自分が生きているうちの記憶を書き出せるだけ書き出し、写真を残し、幼少期に録音していた音声までアップロードし、自分の人生というものを世界に公開した後首を吊って死んだ。いやしくも私は隅から隅までそれを読み込んだ。それもう貪るように読んだ。

幼少期ー小学生時代ー引きこもりー現在の順で書き出された人生は、彼の社会経験の少なさゆえに異様に細かいことを思い出として残している。その語り口が素晴らしかったのだ。いい格好を見せようという意図の無い、細くもよどみのない文章だった。

そして(身も蓋もない言い方をするが)死んだ人の独白を読み込んで以来、わたしはどこかボーっとしている。二ヶ月だか三ヶ月だか(あるいはこれからもだろうか)私は彼の薄暗い文章を思い出しながら生活しているので、引きずられてるなぁーと思いながらも「そっち側へ行くのは早いぞ」と無理やり行動を起こしながら過ごしている。

私は冥福を祈るとか、彼の分まで生きようだとか、そういうことを書きたいわけではなく、すくなくとも生きた意味を作りたいと残し死んだ、思い上がりも甚だしい性格も終わっているカス人間の彼のことを私は覚えておこうと思ったということをここに書いておこうと思ったのだ。

モーニング娘。'16/ムキダシで向き合ってのダンスメンについて

ムキダシで向き合っての間奏部分には生田衣梨奈石田亜佑美佐藤優樹ダンスメンとして選抜されている。

Perfumeの振り付けとしてよく用いられるヴォーギングが随所に見られ、同時に三人のダンスに対するアプローチが垣間見えるもので非常に面白かった。

まずヴォーキングとはVogue Danceと呼ばれるダンスを指し、高級ブランドを中心にライフスタイルから美容、芸術を扱うのアメリカ発のファッション雑誌Vogueのモデルが取るポーズからその名前が来ています。直線・対称・均衡・流麗と言った身体表現としてのポーズの美しさ、女性らしさを感じるしなやかな動きを特徴としています。

www.youtube.com

生田衣梨奈
彼女の動きは自分の得意とする分野を理解しているなと思わせるもので、直線的な動きに自信が見られ、勢いと情熱を感じます。クールであることが第一というスタイル、最高です。あと動きにブレが無いのも良い。間奏明け、落ちサビ入り直後の「私諦めない」での動き(3:16~)、佐藤の派手な動きに目を奪われガチですが、1番かっこいいと思います。

石田亜佑美
鞘師と競ったダンスメンとしての意地はダイナミックに動くことよりも、正確に振りを起こすことに出ています。とにかく精緻、Perfumeでいうのっちタイプ。移動でのポジション取りや軸足の位置をズラさないなどと言った、基礎だけど1番難しい部分をキッチリと押さえている印象。一歩一歩の動きに無駄が無い、これは本当に凄いことだと思う。動きすぎる身体を押さえつけているような、バチバチに絞られたスプリングを思い出させるんですよね。

佐藤優樹
彼女のことを天才だとか天性だとかで生まれつき素質があるとする風潮がありますが、何となくその表現に「努力なしでの幸運」を感じ取ってしまうんですよね。私はただのラッキーだけで佐藤が認められたわけではないと断言したい。

同じ動きなのに違う表現をする・出来る、というのは素晴らしいことだと思うんですよね。冒頭のヴォーギングでも、腰の可動域を有効活用し、スカートを揺らすことで躍動感を出していたり、1:46の止めポーズで見られる腕の止める位置(地面と並行)であったり、その直後の「あなたはどんなこと言うかな?」で見せるリズムをはめ込んだ拳の突き上げと、パッと見でわかる美しさと、視覚で見る音としての楽曲を感じさせるというのが彼女の強みだと思います。

あと2:54からの動きがまさに三者三様。勢いと止めを重視する生田、ロボットのように寸分違わず動く石田、ひねりの動きを追加し手の位置を無駄のない動きに変換する佐藤。どれもキレ、正確性、独自性の3つが見事に分散していて素晴らしい。ジャンプ後にビタっと動かなくなる石田を見ましたか?!とんでもないことですよもう!!こういう部分が石田の凄いとこなんですわ!!!!!!!

あと野中が地味に良いんですよね。そうじゃないでもわかるんですけど、手首の柔らかさやグルーヴィーな動きがめちゃくちゃ上手い。